【水曜どうでしょう】ハノイ→ホーチミン 原付ベトナム縦断1800キロ編・見所・名言・まとめ
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放送終了しているのにもかかわらず、今なお人気である【水曜どうでしょう】シリーズからの紹介です。
数ある【水曜どうでしょう】のシリーズ作品の中から、今回はレギュラー放送の最後『原付ベトナム縦断1800キロ』というシリーズを紹介したいと思います。
今回の企画
今回の企画は、レギュラー放送での【水曜どうでしょう】最後の旅となります。
最後の企画に選ばれたのは、旅の相棒・原付カブ。
東京から北海道までの東日本(1100キロ)と、京都から鹿児島までの西日本(1400キロ)を、それぞれカブで制覇してきたどうでしょう軍団。
そんなどうでしょう軍団が最後に選んだのは、なんと国内を飛び出し、海外・ベトナム社会主義共和国。
日本と同じく南北に伸びたベトナムをカブで走破しようというのが今回の企画。
場所は首都・ハノイから、最大の都市・ホーチミンまで。
海沿いの風光明媚な国道1号線をひたすら南下。
その距離、過去最高の1800キロを7日間で走破しなければならない。
1日当たり250キロ以上の走行が確実。
日本国内でさえ困難な企画であったにもかかわらず、今回はそれを海外でやります。
しかも、連続3日以上の走行は初めて。
今まで以上に過酷な旅になるのは明らか。
車にバイクに電車でさえも、クラクションを鳴らしまくるベトナムでのラストラン。
最後の企画にふさわしい、生きるか死ぬかの壮絶な企画となっています。
見所
まさに【水曜どうでしょう】の集大成ともいえる作品。
面白くないはずがありません。
笑いあり涙ありの超感動スペクタクルとなっています。
見所満載というより見所しかありません。
1秒も見逃せない素晴らしい作品となっています。
最後の企画発表
番組の始まりは、2002年7月1日のHTB通用口から始まります。
この場所は企画発表ではお馴染みの場所となっています。
ミスターと大泉さんの後ろには、『夢をありがとう』と書かれた大きな看板が用意されています。
今回の旅をもって、【水曜どうでしょう】の長い旅に一度ピリオドを打つということで、少しさみしい感じもしますが、実はそれどころではない大泉さん。
すでに大泉さんのスケジュールは12日間も確保されていますが、最後の旅でさえ、大泉さんは行き先を知らないからです。
相変わらず大泉さんはカリブの熱い夜・アカプルコに行きたいと言いますが、残念ながら今回の行き先はベトナム。
日本と同じ様に南北に伸びたベトナムを、旅の相棒・原付カブに乗って縦断するというのが今回の企画。
ハノイからホーチミンまでの1800キロをカブで走破する企画と聞いて、崩れ落ちる大泉さんは必見です。
ベトナムでの注意事項
今回は異国の地での危険な旅ということで、現地の旅行社から注意事項を受けます。
いきなり『バイクでベトナムを縦断することは容易ではないと思われます。』と言われ困惑するミスターと大泉さん。
また、この時期は雨期であるため、急なスコールが頻発。
雨が降ればカブは走行は不可能とのこと。
さらに、大都市はカブが多過ぎて日本人の走行は不可能とのこと。
というのも、日本が車社会なのに対し、ベトナムは完全なカブ(バイク)社会。
カブに、親子サンドイッチ状態で乗るのは当たり前。
1台に5人乗ることもあるらしい。(2002年当時)
きわめつけは、道路が決して舗装されたきれいな道路ではないということ。
郊外の道路には穴があいているとのこと。
しかもベトナムは慣れない右側通行。
これらの事情から、日没後の走行は危険ということがわかります。
果たしてどんな危険が待ち受けているのでしょうか。
ガイドのニャンさん
今回の旅はベトナム語が必須ということで、ガイド兼通訳のニャンさんという方が同行します。
さらに、ベトナムは社会主義国家ということで、公安の方も2人同行。
そしてもちろん、ディレクターが乗る車のドライバーもベトナム人。
合計4人のベトナム人がどうでしょう軍団に同行します。
なかでも、紹介したいのがニャンさん。
日本語が上手なナインティナイン岡村さん似のベトナム人です。
カメラにもちょくちょく映り込み、活躍?しますので見逃せません。
スコール
カブの行き交うハノイを出発し、なんとか国道1号線へ出たミスターと大泉さん。
しかし、この国道も街中とは別の意味で危険。
反対車線の車がセンターラインを大きく越えて、こちらに向かってきます。
油断すれば命の危険さえもありそうな危険な道です。
そんな中、追い打ちをかけるようにスコール。
降ったり止んだりする天気に、カッパを着るのがめんどうくさくなった2人は、雨の中をカッパを着ないで強行突破。
雨で濡れたミスターと大泉さんは、暑いはずのベトナムで、肌寒さを感じています。
現地のベトナム人でさえ慌てるほどの大雨という、いきなりの過酷な環境に立ち向かう2人の姿は見逃せません。
トランシーバーを落とすミスター
2日目の目標距離はヴィンからフエまでの390キロ。
今まで、1日の最長距離が300キロだったミスターと大泉さんにとっては未知の世界。
夜遅くなると運転も困難なため、2日目は先を急ぐことになります。
軽快に距離を稼ぐ2人でしたが、緊急事態発生。
なんとミスターがトランシーバーを落としてしまい、わずか2日目にして、ミスターとの通信手段を失ってしまいます。
その結果、ミスターには声が届かず、ミスターからの声は届くという状況になってしまいました。
しかし、ミスターは普段からあまりしゃべらないということで、番組上、特に支障はないと判断。
ですが、やっぱりちょっと寂しげなミスターの背中が印象的です。
フエの宮廷料理
ベトナム最後の王朝があった古都として有名なフエ。
そこでは、当時の王様の食事を再現した『宮廷料理』を味わうことになります。
しかし、ただ食べるだけでは始まらない。
なんとこの宮廷料理は衣装付き。
大泉さんは王様、ミスターはお姫様、藤村さんと嬉野さんは役人の衣装に着替えます。
この衣装付きという一風変わった宮廷料理のディナーコースは、ひとり40USドル。
ベトナムということだけを考えればかなり高い金額。
ですが、豪華な食事以外にも生演奏や生歌もあり、専属のスタッフも10人以上つきっきりということも考えれば安いかも。
そしてこの宮廷料理の場面では、五輪真弓さんの『恋人よ』を歌う大泉さんに注目です。
ミスターの積み荷・嬉野さん
3日目、世界遺産にも指定された古い町並みがあるホイアンを目指します。
しかしトランシーバーをなくしたミスターは、以前としてみんなと通信ができない状態が続いています。
ミスターの背中には、『孤独に負けない』という文字が書かれ、なんとも寂しい感じです。
このままではミスターがあまりにかわいそうということで、積み荷として嬉野さんを積むことになります。
寂しさは紛れましたが、なんと嬉野さんを積んだまま峠に突入してしまいます。
しかし、嬉野さんはさすがプロ。
たとえベトナムの整地されていない悪路でも、たとえ廃棄ガスや砂埃にまみれようとも、アグレッシブにカメラで景色や大泉さんを撮り続けます。
もはや二人乗りとは思えない走りで峠を越えていきます。
撮影当時、ミスター40歳、嬉野さん43歳。
40代コンビ、チーム40の渾身の走りは必見です。
猛暑
4日目をスタートして、早速の障害が猛暑。
この日は一日中猛暑にやられてしまいます。
シャツの袖を切って、ノースリーブにしてしまったのも逆効果。
ベトナムの圧倒的な太陽光がミスターと大泉さんを襲います。
さらにおいうちをかけるように積まれた『お香の台』(ミスター)と『ジャックフルーツ』(大泉さん)。
あまりの暑さにジャックフルーツはみるみる腐敗。
呼吸すら厳しい暑さにも、走り続けるミスターと大泉さんの姿は感動ものです。
ミスターの奥さん登場
トランシーバーをなくしたミスターと、通信ができなくなって丸2日間が経過。
どうにかしなければならない状況ですが、ベトナム国内にはトランシーバーが存在しないとのこと。
この状況を打破するには、日本からトランシーバーを持ってくるしかありません。
そのため、奇跡的にたまたまベトナムに用があったというミスターの奥さん・副社長(撮影当時)が日本からトランシーバーを持ってくることに。
最終回にて登場するミスターの奥さんはヒーローそのもの。
奥さんに頭が上がらないミスターも必見です。
大泉さんのカブがパンク
まもなくゴールという地点で、まさかの大泉さんのカブがパンク。
ここまで一緒に走ってきた愛車のパンクに大泉さんも悲しみを隠しきれません。
果たしてゴールできるのか。
最後の最後まで見逃せません。
名言
今回は全7夜ということで大ボリューム。
しかもレギュラー放送最終回ということもあってか、ただの会話でさえ、いちいち名言に聞こえる。
そんな名言たっぷりの『原付ベトナム縦断1800キロ』を是非。
よーし生きて帰ろう
日本国内でさえ危険なカブ企画を、異国の地ベトナムで行うことを知った大泉さんは身の引き締まる思いです。
そんな大泉さんが出発前に言ったひとこと。
『よーし生きて帰ろう』
だるま屋・ウィリー事件でこわい思いをした大泉さんが、本当に気を付けないといけないと思った瞬間の名言です。
ありとあらゆるハプニングを起こしたい!
HTBを出て空港に向かう途中、ミスターと大泉さんはベトナムでの注意事項をききます。
その説明をきき、ベトナム縦断が容易ではないということが理解できた大泉さんのひとことがこちら。
『ありとあらゆるハプニングを起こしたい!』
決してハプニングからは逃れられないということを悟った瞬間の大泉さんの名言です。
騒ぎますな血が…
ベトナムに到着して1日目の朝。
ホテルの窓からハノイの風景をみた大泉さんのひとこと。
『騒ぎますな血が…』
想像を絶する朝のハノイの風景。
道路を埋め尽くす大量のカブ見た大泉さん名言となっています。
行ってんだよバカ野郎こっちだって
ハノイを出発して早々、あまりのカブや自転車の多さにミスターと大泉さんはスピードが出せません。
自転車にさえ追い越されるスピードに、藤村さんが『行ってください』と声をかけます。
その時の大泉さんのひとことがこちら。
『行ってんだよバカ野郎こっちだって』
行くにいけない大泉さんの怒りの名言です。
たとえ!こんなにビショ濡れになったって私はおいしい物をねぇ
昼食の場所を探しているころ、雨期ということもあってか、かなりの大雨が降ってきます。
その大雨の中をカッパを着ないで突き進むミスターと大泉さんでしたが、ガイドのニャンさんが昼食の場所を見つけられずに、2人はビショ濡れになってしまいます。
そこでの大泉さんのひとこと。
『たとえ!こんなにビショ濡れになったって私はおいしい物をねぇ』
本当なら昼食を食べながら雨宿りをしたいところでしたが、すでに手遅れ。
パンツの中までビショ濡れになってしまった大泉さんの名言です。
この雨で走ってどこで休むんだオレたち
ベトナム縦断1日目、現地ガイドのベトナム人でさえうろたえるほどの記録的な大雨にみまわれます。
当初の説明では、大雨の場合には停滞もありえるという話でしたが、どうでしょう軍団は進み続けます。
そこで大泉さんのひとことがこちら。
『この雨で走ってどこで休むんだオレたち』
田んぼは水に沈み、辺り一帯は大氾濫状態にもかかわらず、進み続ける大泉さんの疑問の名言です。
フエまでの距離がフエてんじゃん
トランシーバーをなくしたミスターには、みんなの声は届きません。
しかし、ミスターからの声はみんなに届きます。
その状況を利用してか、目的地・フエに向かう途中にミスターがひとこと。
『フエまでの距離がフエてんじゃん』
突然のダジャレに爆笑する大泉さん。
ミスターのダジャレの名言です。
おカブをさげちゃうかな?
突然のミスターのダジャレに困惑する中、さらにミスターのダジャレは続きます。
『おカブをさげちゃうかな?』
トランシーバーをなくし、ダジャレを言い始めたミスターは、企画の邪魔扱いされてしまいます。
そんなミスターのダジャレの名言です。
カギはどちらも使えますよ
ミスターがトランシーバーをなくした次は、大泉さんがカブのカギをなくしてしまいます。
これではガソリンを給油することも、エンジンをかけることもできません。
絶体絶命かと思いきや、ニャンさんがミスターのカギを使って、大泉さんのカブのエンジンをかけます。
その時のニャンさんのひとことがこちら。
『カギはどちらも使えますよ』
大泉さんのカブが動かなくなるというピンチは脱しましたが、1つのカギで複数のカブのエンジンをかけられることが判明。
つまり、カブは盗み放題であることが発覚。
なんだか納得のいかない、ニャンさんの名言です。
嬉野雅道のカメラは何を!撮っている!
ミスターの積み荷として後ろに乗った嬉野さんでしたが、前の車を追い越すのに夢中で、もはやカメラのファインダーは見ていません。
そんな嬉野さんを見た大泉さんがひとこと。
『嬉野雅道のカメラは何を!撮っている!』
その後も結局、大泉さんを撮ることはなく、嬉野さんが撮るのは景色ばかり。
嬉野さんに向けた大泉さんの名言です。
きょう朝何時に起きたと思います!
ミスターにトランシーバーを届けるため、朝早く起きて飛行機に乗ったであろうミスターの奥さん。
かなりのご立腹が予想されるなか、奥さんを迎えに行きます。
そして、案の定、怒りをぶちまける奥さんのひとことがこちら。
『きょう朝何時に起きたと思います!』
ミスターはもちろん、奥さんは副社長でもあるため、大泉さんも頭が上がりません。
そんなミスターの奥さんの怒りの名言です。
あんまりダラットして走っちゃう
普段あんまり喋らないミスターですが、ニャチャンの街でついにトランシーバーを入手。
久しぶりの会話に、楽しそうに目的地ダラットに向かいます。
そこでのミスターのひとこと。
『あんまりダラットして走っちゃう』
トランシーバーを手に入れて、早速ダジャレをかましてきたミスターの名言です。
こころに染み入るなぁ
久しぶりの会話に喜んでいるのはミスターだけではなく、藤村さんも喜んでいます。
そんな藤村さんが、ミスターにツッコまれた時のひとことがこちら。
『こころに染み入るなぁ』
ミスターからの久しぶりのツッコミに喜ぶ藤村さんの名言です。
お尻がランブータン
ミスターと大泉さんは、一日中バイクに座っているます。
しかもベトナムの猛暑。
二人のお尻はあせもで赤く腫れ上がっています。
そんな時、大泉さんのひとことがこちら。
『お尻がランブータン』
ランブータンとは、ベトナムで食べた赤いトゲトゲしたフルーツのこと。
赤く腫れ上がったお尻が、ランブータンのようになってしまったという大泉さんの名言です。
まとめ
結局、あまりに見所が満載であったために編集しきれず、全第6夜を予定していましたが延長。
見応えバッチリの最高の作品となっています。
大泉さんの言っていたとおり、ありとあらゆるハプニングが発生してしまいましたね。
しかし、最終的には見事にゴール。
しかも感動的に。
もう、最後は涙無しには見られない。
【水曜どうでしょう】レギュラー放送の最終回にふさわしい作品となっていますので、是非チェックしてみてください。