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【お魚屋さん情報】お正月にかかせない!素人でも美味しい数の子の選び方・塩抜き方法・食べ方まとめ

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お正月にかかせない食材といえば、海老やカニ、そしてマグロを始めとする刺身。

かまぼこ、栗きんとん、伊達巻きなんかもあると嬉しいですよね。

ですが今回、お魚屋さん店長の僕が紹介したいのは数の子です。

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実は数の子はお正月のおせち料理には絶対かかせないものなんです。

そこで今回は、美味しい数の子の選び方、塩抜き方法、食べ方などを紹介したいと思います。

 

 

数の子とは

数の子ってなんの魚の卵か知っていますか?

ほとんどの人は知っているとは思うのですが、数の子はニシンの卵です。

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お寿司屋さんで見かけることはありますが、最近はマグロやサーモンなどの脂がのったお寿司が人気ですし、同じ魚の卵ならイクラが圧倒的に大人気のため、昔ほどは数の子を食べる機会が減っていると思います。

ですが、数の子だって美味しい食材なんですよ。

 

どうしてお正月に数の子を食べるの?

では、食べる機会が減っている数の子を、どうしてお正月のおせち料理として食べるのでしょうか。

ニシンは漢字で『鰊』と書きますが、『二親』とも当てることができます。

そして、ニシンはたくさんの卵を産む魚です。

これらのことから、両親からたくさんの子宝に恵まれるようにという願いが込められ、『子孫繁栄』の縁起物としてお正月に食べられるようになりました。

他にも、八代将軍の徳川吉宗のオススメだったり、単純に色が黄金色で縁起がいいとか、塩漬けで日持ちするから(昔は乾燥数の子が主流)とか、諸説あります。

一般的には『子孫繁栄』の願いが込められているということでいいと思います。

 

数の子は産地をみるべし

せっかくのおせち料理ですから、できれば美味しいものを食べたいですよね。

実は、牛肉にA5ランクとかのグレードがあるように、数の子にもグレードというのが存在します。

サイズや形、産地などで設定されたグレードを素人が判断するのは難しいのが本当のところ。

そこで、素人でも美味しい数の子を見分ける方法があります。

それは、数の子の産地を見ることです。

実は、数の子って北海道が有名な気がしますが、現在はそのほとんどが輸入物になっています。

オススメなのは、北海道はもちろん、カナダ(太平洋沿岸)、アメリカ(アラスカ沿岸・ブリストル)、ロシア産。

あまりオススメでないのは、ヨーロッパやカナダ(大西洋沿岸)産です。

つまり、太平洋で獲れたニシンの数の子がオススメということ。

大西洋で獲れたものと比べると、太平洋で獲れたものの方が比較的美味しいです。

ます、太平洋産の方が歯ごたえが全然違います。

というのも、太平洋のニシンと大西洋のニシン(タイセイヨウニシン)は種類が違うんです。

産卵場所もそれぞれ違い、太平洋のニシンは海藻に産み付けるために粘着力があり弾力がありますが、大西洋のニシンは砂場や岩場に産み付けるため、粘着力を必要とせず水っぽいんです。

だから食感がこんなにも違うんですね。

太平洋側で獲れたものの方が比較的値段も高いですが、お正月の一発目から美味しくないものを食べないためにも、産地は太平洋側のものを選びましょう。

 

気にしなければ折子でもいい

数の子は産地やサイズ以外にも、状態によって値段が大きく変わります。

化粧箱入りの豪華なやつ、一本羽と呼ばれる綺麗なもの、折子と呼ばれるバラバラになったものなどがあります。

化粧箱に入った豪華なやつは確かに品物も良く、見た目もカッコいいですが、やはり高いです。

基本的には贈答用と考えましょう。

(お金に余裕があれば自宅用でもいいですが。)

自宅用では一本羽、気にしなければ折子でいいです。

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折子は、あくまでも折れているだけ。

品物が悪いわけではなく、製造過程などで壊れてしまっただけなので、品質に問題はありません。

値段もグッと抑えられます。

ただ、折子を買う場合にも太平洋側か大西洋側かの産地は見たほうが良いです。

 

薄皮をむくのを忘れずに

数の子には薄皮が付いているのは知っていますか?

食べる前・料理する前に、この薄皮をむいておかないといけません。

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この白っぽいのが薄皮です。

ただこれが結構めんどくさい。

ただでさえ忙しい年末年始にやってられないという人も少なくないと思います。

でも今は、すでに薄皮がむいてあるものも販売されていたりします。

時間がない方は、多少値段は高くなってしまう傾向がありますが、最初から薄皮がむいてあるものを選んでもいいかもしれませんね。

 

塩抜き方法

現在販売されているほとんどが塩数の子です。

つまり、自宅で塩抜きをしなければなりません。

塩抜きに必要なのは、水と塩だけ。

数の子300グラムに対して、水1.5リットルと小さじ1.5杯の塩水を作ります。

塩水の中に塩数の子を入れて5時間くらい放置。

5時間たったら、塩水を捨てましょう。

この時に、数の子の薄皮もむきます。

そして、再び塩水を作り、数の子を投入。

2時間ごとに味をみて、少し塩気が残る状態になったら完成です。

この時に注意したいのが、水が温かいとダメ。

もう一つが、塩を抜き過ぎてもダメ。

塩を抜き過ぎると、苦味が出てしまい美味しくなくなってしまいます。

時間が無い場合には、流水に1〜2時間くらいさらして塩抜きをしてもいいのですが、水がもったいないのでオススメしません。

塩抜きがめんどくさい場合には味付き数の子を買いましょう。

ただし、その場合も産地は出来るだけ太平洋側のものを選びましょう。

(昔食べたオランダ産の味付き数の子は最悪でした。)

 

食べ方いろいろ

数の子にも食べ方はいろいろありますが、お正月の定番といえば、やはり味付け数の子でしょう。

味付け方法は地域や家庭によって違うと思いますが、一般的には、白だしやミリンや醤油などを使ったり、鰹節の風味をきかせたりして食べることが多いです。

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他には、数の子松前漬けなんかがお正月の定番だと思います。

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お正月以外だったら、わさび数の子や数の子のお寿司なんかもいいですね。

 

まとめ

ということで今回は、お魚屋さん店長の僕が数の子の選び方などを紹介してみました。

ところで、数の子はおいしいだけでなく栄養もたっぷりなんですよ。

DHAやEPA、老化防止にもいいビタミンEもたくさん。

魚卵のなかではコレステロールが少ないというのも嬉しいポイント。

この記事を読んでくれた方は、是非美味しい数の子を食べてくださいね。

以上、おしんこでした٩( ᐛ )و